格安スマホの意外なデメリット
“格安スマホのデメリットというと、「料金が高い、初期設定を自分でしないといけない」などがあります。
ですが、このようなデメリットよりもたちの悪いデメリットがあるため、次のようなデメリットも知って、格安スマホを購入するか検討したほうが良いでしょう。まず格安スマホは、「キャリア決済が利用できない」ため、キャリアスマホの時とは同じ感覚でスマートフォンを利用することができません。
キャリア決済が利用できる場合、「ゲームのダウンロードにかかる料金」など、細かい支払いをスマートフォンのみで終えられるため大変便利です。しかし格安スマホは、このような機能を持っていない、もしくは、一部のみ利用できるような状況となっているので注意してください。
キャリア決済が必要になるケースでは、先ほどのゲームのダウンロード、音楽のダウンロード、最近では、動画コンテンツにかかる料金の支払いなどで、キャリア決済が使えるようになっています。こちらのデメリットについては不便なように感じるかもしれませんが、実はそうでもないと言えるようになってきました。
というのも、今では「キャッシュレス決済」が増えているからです。ペイペイ、LINE Payのように、好きなキャッシュレス決済を選べるようになっていますし、キャッシュレス決済によっては、支払い料金の10％が還元されるようなものまであります。
そのため、今ではキャッシュレス決済を利用することが増えている人の場合、こちらのデメリットは大きくないと言えるのです。ですが、格安スマホは「通信速度が遅い」という、大きなデメリットを抱えているので注意してください。
こちらは、選ばれる格安スマホによって通信速度の遅さが異なります。通信速度とは、インターネットなどを利用する際の接続にかかる時間のことで、通信速度が遅い格安スマホを選んでしまうと、いきなり画面の読み込みが停止することもあるのです。
しかも、「アクセスが集中するランチタイム、もしくは17～22時台」になると、通信速度が極端に遅くなることもあるため、通信速度の評判が悪いMVNOを避けて、格安スマホを選ばれたほうが良いでしょう。
通信速度の補足となりますが、通信は0.1～0.2Mbps、インターネットなどの利用では1～2Mbpsもあれば不足しないとされています。ですが、こちらはキャリアスマホやパソコンによるインターネット利用に比べて、明らかに遅いので注意してください。
また、動画視聴の場合も通信速度は重要になってきます。というのも、低画質では0.3～0.6Mbpsが必要、中画質（SD画質）でも1～2Mbpsは必要とされているからです。
今では、高画質（HD画質）の動画を多く見かけるようになってきましたが、2～3.5Mbps、もしくは5Mbps前後はないと、通信速度が遅いという扱いになります。動画視聴に向いている格安スマホを見かけた場合、本当にMVNOも含めて安定しているのか・・・、こちらについても疑ったほうが良いでしょう。”